ヨルノ公園

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それはまるで 胃や心臓を撫で回すような ナニカがうごめく 感覚 突如、吐き気と足の震えが止まらなくなった。 パニックに陥ったわたしは 「ヤバイヤバイヤバイ!!」と考えてるわけじゃなく勝手に口から出た 妹が「やめよ!戻ろ!」 というが、ここは一本道である 横に川沿いに下りるための少しのスペースがあったが 川に近づきたくなかった 私はなんとなく 公園が、ではなく 川沿いが、この小道が怖かった Uターンするには一度 公園に行くしかなかった 駐車場に二台 車が置いてあった 少しは安心したものの わたしは停まることなくUターンし すぐに戻ろうと小道に急ぐが やはり 小道にまた近づくほど 臓器を撫で回すような 込み上げてくる気持ち悪い感覚が強くなる なんとか堪え そして信号を曲がって 大通りに出る 車が多く走っている 妹はひとまず安心したのだろう 「さっきのはヤバかったね!〇〇(私)がいなかったらそのまま散歩してたかも!アンテナ代わりだね!」 みたいなことを言っていたと思う だが、わたしは それどころじゃなかった ハンドルを握る手が どんどん痺れていく 足の震えが止まらない 胃の違和感 肩に 何かが するりするりと 伝う感覚 遅かった と思った これはもう 乗せてしまっているようだ
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