re:スタート

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ーーホントに? うん、ホント だから待っててよ。 もう幼馴染みでも、恋人でもないけど。 遊を好きな気持ちは、まだここにあるから。 ーー……待ってていいの 当たり前じゃん、迎えに行くよ 気弱な遊って、ホント珍しい。 俺の夢だからかな、いつもと逆だ。 ちょっとかっこつけな俺と、弱気な遊。 悪くないね、これも ーー……馬鹿だろ、お前 そう? 弱気な遊って珍しいから ……ダメだこれ、ホントに会いたくなるね ーー……俺、ホントに待つからな うん、待ってて 涙目の遊が睨むように目をあげる。 唇も手と一緒で温度がないのかなって、ちょっと不安になったけど。 誘われてるのに出来ないようじゃ、迎えに行っても断られちゃうよなぁ。 触れた頬も鼻先もやっぱり温度はなくて、なのになんとなく暖かい。遊の吐く息すら感じられる気がして、どちらからともなく、唇を
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