月が綺麗ですね。

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「ねぇ、凛。離してあげれなくて本当にゴメンね。本来なら君にはもっと恋をしたり色んな人と付き合ったりした方が人間的にも成長が出来ていいんだけど、僕には凛だけだから離してあげられない。僕はもうとっくの昔にどうかしてるんだと思う。君以外欲しいとは思わないんだ。一時期は本当に悩んだんだ。本気で僕ロリコンかもって思ったしね(苦笑)。でも、違ってた君だから欲しいんだと。これはもう魂から欲っしてるんだってね。だから、死が二人を分かつまで一緒にいようね♪ さぁ、僕の家に帰ろっか。」 「うん。死さえも私達を分かつことなんか出来ないわ。ねぇ、海都。覚悟してね! 私の方こそ離さないから!」 「じゃあ、今から既成事実作っちゃおうか。早く一つになりたい。」 「そうね! じゃあ、今から出しに行く?」 「(チュッ。)ほんと、君は僕の心を鷲掴みにするね!」 ふいに私の髪にキスを落としてはにかむ海都に胸がキュンキュンする。 海都は私が心を鷲掴みするって言うけど、そっくりそのまま返すわ。早く、貴方に永遠を誓いたい。 私は、ずっと昔に覚悟したわ。だから、 「ねぇ海都、覚悟してね。私の愛は深いわよ?」 「もちろん。してるよ。凛は? 僕の粘着質に愛される覚悟は出来てる?」 「ぷはっ。粘着質っ自分で言っちゃう?フフ。大丈夫♪今まで以上にされても平気よ!だって、そこには愛があるんだもの♪」 「あーあ。ほんとズルイよね。僕が仕掛けてるのにすぐに返り討ちにあっちゃうんだから。取り敢えず、この紙に記入お願いします。」 「フフ。はい♪わかりました♪」 月は出ていないけど、    ーーーー月が綺麗ですね。ーーーー            私、死んでもいいわ♪                   fin.
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