ただすべてが寒い

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bbbbuwbwfuwffubbwbuuwwuuuuubbwbwbwfuwwuwuwbwuuwbffffwwwuuuuuuuuuuuuu 寒い。 寒すぎる。 割れた窓から風が吹くたび肌が凍るのではないかと疑いたくなる寒さである。 今は冬将軍が本領を発揮し始める年始頃。 私は美術室に行くため一人廊下を歩いていた。 窓は約半数が割れているためそこから吹き込む風が体、特に露出している足から体温を奪ってゆく。 ここは市内、いや県内でも一二を争う底辺学校なので仕方ないかもしれないがここまで寒いと窓を割った馬鹿を恨みたくなる。 もっとも、私も他人のことなど言えないが。 目的地である美術室の扉が見えると私は堪らず室内に駆け込んだ。 扉を開けた途端鼻につく絵の具の匂い。しかし不快匂いではない。 美術室の窓は割れていないので比較的暖かいが寒いことには変わりないため暖房をつけ、スマホ片手に机に腰かけた。 まったく、皆なんなのだ。 教室で一人スマホなど陰キャラやることではないか。 私は別に陰キャラぼっちではない。 友達は少なくとも両手両足に収まりきらないほどいるはずだしいつもの放課後なら友達と駅前で騒ぐなり誰かの家で遊んでいる。 だが今日はイツメンのほとんどがインフルエンザ、残りはバイト、と私一人見事に取り残されることになった。 他のグループが談笑している教室に一人でいるのはさすがにきついが家に帰るとまだ親がいるだろうから帰りたくない。 しかしバイトまで時間はある。 どうしようかと困り果てている時、自分が美術部員であることを思い出したのだ。美術部員ならば美術室を使ってい良いはずだ。 この教室は私以外の唯一の美術部員である先輩を除けば誰も来ないだろう。 そして先輩は大学受験をするそうなので忙しくて来れないはずだ。 名ばかりで仕事など何もしない教師も来ることはないだろうし。
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