誕生日プレゼント
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「……にゃー太」 ニャア、と彼は一声鳴いた。 ビー玉のようなその目で、無邪気に私を見返してくる。 「ありがとう、気持ちだけは受け取っておくね。……来年のプレゼントは、スズメじゃない方がうれしいかな」 そう言って私が頭を一撫でしてやると、猫は満足げな表情を見せてまた庭へ下りて行った。 (終)
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