アテナとアルケーニ

幼少のアテナ

デウスはタルタロスと言う闇世界から魑魅魍魎(ちみもうりょう)の怪物達にアルケーニのいる街を襲わせた。

「ゲェ！怪物だぁ！」

怪物達は街にいる人々を次々と喰らう。

兵士達も魔法や武器を駆使して戦うが神に仕える怪物には歯が立たない。

街はモンスターの吐く炎で焼きつくされる。

人々は魔法シェルターに避難するがただ一人賞のトロフィーやプロット集を守るようにしがみつく女性がいた。

アルケーニである。

「この賞のトロフィーも私の名誉も奪われてなるものですか！」

アルケーニは独占欲故にこの危機的状況にも部屋から一歩も出る事はなかった。