アルケーニの罠

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「はっきりしなさい!!」 問い詰めるアテナとアルケーニ。 「ど、どっちも…かな?」 サイアスは苦笑いしながら疑問詞で答えた。 「サイアス~!!」 「ひっ!?」 何とアテナの体から漆黒の炎が揺らめき、眼はギラギラと光りだし、滅多に見せない怒りのオーラを解き放った。 「貴方のそのいい加減な性格大っ嫌い!!」 「ゆ、許して、ギャアァ!!」 何とアテナはサイアスの体を掴み、バラバラに引き千切る。 やがてサイアスは原型を留めなくなり、そのままお好み焼きの具にされた。 部屋中鮮血が飛び散るが、アルケーニは気が晴れたような目でアテナを見据えた。 「やっと本心をさらけ出してくれたね♪」 「え?」 アテナとアルケーニの間にキラキラとした空間が漂う。 そしてアルケーニは口を開いた。
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