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班決め
今日もいつもと変わらず何もない1日....
ではなかった。
「前萩って何かスポーツやってんの?」
「僕?特にやってないよ。でも動くのは好きかな」
俺の机の前で透と前萩が話している。
そしてその会話に俺も巻き込まれてしまう。
「槙原君は今は何か好きなスポーツはある?」
なんか《今は》に別の意味がある感じがする。
「別に俺も特にない」
「そうなんだ」
何で俺の前で会話する必要があるんだ...
前萩と透が会話に花を咲かせる中俺が机に突っ伏して
寝ようとした時。
「さっさと座れ~」
先生が教卓に荷物を置きLHRの準備を始めた。
「じゃあ前決めた班に別れろ~」
「は!?」
班なんか決めたか?
「先生~この前班決めるって言って結局決めてませ
ん」
「あれ?そうだっけ?じゃあ今から決めるぞ」
班決めかそもそも何のために?
「じゃあまず3人で班を組んでくれ」
先生の合図で周りの皆はそれぞればらばらに分かれ
る。
俺は動かなかったけど透が寄ってきて前萩も俺の前に
やって来て自然に3人班になった。
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