碧い島の記憶・星

１９９１

秋
仕事は、特に大きなこともなく、日々、研究室(品川のリバーサイド)と自宅(錦糸町)との往復。
それだけでは、つまんないから、カラーコーディネイトとか、アロマセラピーとか、調香とか、アフター５にレッスンがないか、探してみた。
通勤路の途中にあると、良いなぁ。。
快速通勤のわたしだと、東京駅とか、あたりが、楽だなぁ。定期券利用可能なら、尚更、良いなぁ。。

と、あるビルの三階にアロマ教室を見つけた。
アロマセラピーのレッスンは、金曜日の午後７時半から９時。調香のレッスンだと、土曜日の１０時半から１２時。週末がつぶれる、、両方は、しんどそう。まずは、アロマセラピーかな。秋から通い始めた。

１０月下旬のある日、エレベーターを待っていたら、ハロウィーン用のゾンビや魔女とかのカッコで、たくさん人が降りてくる。
その中のひとり、眼帯をつけて、血糊ベットリの白衣を着ている人に目を奪われた。ポケットから、聴診器が見える。襷に、【地獄治療院・医師・西畑穣】って、、書いてある。