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「(あれって、俺が今告白しようとしてた奴だよな。
何であそこにいんだよ。)」
俺は、そのまま寝っ転がった。やっぱり今日はいい天気だ。昼寝するには最高、昼じゃないけど。
それにしても、隣にいた奴、確かテニス部の先輩だったけか、もちろんイケメン。
やっぱりイケメンには勝てないんかぁ。
彼女、いい笑顔だったな。
「......クソ..............................っ!」
分かってた。分かってたよ、
勝ち目なんかないって、分かってたけど......っ!
悔しい…。
俺はそのまま、泣きながら眠ってしまった。
夢を見た。綺麗な女性が、俺の頭を撫でる。
あぁ、なんだろう、何かもう全部どうでも良くなってくる。気持ちいい。
ん?なんか言ってるな。なんだろ?
よく聞こえないけど、ま、いっか。もういっそこのままどっか違う世界に行きたいな。それでそこでは、好きな人と一緒に暮らすんだ。
「その願い、叶えましょう。」
どこからか聞こえた綺麗な声。さっきの女性だろうか。あれ?なんかフワフワする。
ま、どうでもいいか。
そして目が覚めると、俺は大草原のド真ん中にいた。
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