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要塞が閃光で覆われる。
その瞬間、私たちは敵に攻め入った。
鍛錬をして来た事は無駄じゃない、そう手ごたえを感じる事の出来る戦闘だった。
粉々になった敵は成分分析にまわされ、残りは綺麗に掃除されて行った。
要塞は、いつもの静けさを取りもどす。
「あの敵、RAN、NAなんかを中心に出来上がったものだったらしいな」
「そう」
「あれのデータはインプットしたから、次はもうちょっとラクに倒せるかな」
「さぁ、どうだかな」
私たちはトレーニングしながらそんな話をした。
「久しぶりにビールが飲みたいわ」
「糖質気にしてなかったか?」
「そうね。でもいいわ、たまには」
シャワーを浴びたら、乾杯をしよう。
そう言って私たちは自室に向かったのだった。
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