感染

7/8
前へ
/8ページ
次へ
要塞が閃光で覆われる。 その瞬間、私たちは敵に攻め入った。 鍛錬をして来た事は無駄じゃない、そう手ごたえを感じる事の出来る戦闘だった。 粉々になった敵は成分分析にまわされ、残りは綺麗に掃除されて行った。 要塞は、いつもの静けさを取りもどす。 「あの敵、RAN、NAなんかを中心に出来上がったものだったらしいな」 「そう」 「あれのデータはインプットしたから、次はもうちょっとラクに倒せるかな」 「さぁ、どうだかな」 私たちはトレーニングしながらそんな話をした。 「久しぶりにビールが飲みたいわ」 「糖質気にしてなかったか?」 「そうね。でもいいわ、たまには」 シャワーを浴びたら、乾杯をしよう。 そう言って私たちは自室に向かったのだった。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加