恋の病

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恋の病

「お前、また好きな奴できたんだろ?」 俺は教室につき、自分の席に荷物を置きながら、後ろの席のユキナに おはよう より先にそう言った。こいつとは去年も同じクラスだった事もあってちょくちょく絡む。 「えっ、アキ君いっつもすぐ気付くよね~。ユキナに彼氏できたとき。なんでえ?」 ーバレバレなんだよ。 「今度はどこのやつ?」 「んーとねぇ先週みんなで遊んでる時にナンパされて~そのあと一回遊んで~。ユキナもちょっといいなって思ってて、昨日告られたから~付き合った~!ふふふぅ」 「…あぁそう。」 「ね~聞いといて興味なさそうすぎ~~!」 ーどうせまた3ヶ月ともたないんだろ。こいつはすぐ人と付き合っては別れる。よくそんなにコロコロと色んなやつと恋愛が出来るよな、俺にはわからない。もはや病気だ。理解不能。 そんな恋愛依存症女に彼氏ができた時、なんで俺がいつも気付くかといえば、簡単 ハッピーオーラがでてるとか? ちがうそうじゃない、もっと簡単 こいつ男がいる時だけ学校にも化粧バッチリでくるから 普段はすっぴんにマスクつけてだるそーにしてるくせに、ほんとわかりやすい奴。
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