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「浮気された~~~!!!」
ほーら、すぐまたすっぴんに戻った。にしても今回は短いな、2週間だった。
「もーほんっと許せない!ち××(ピーーーー)切り取ってやろうかと思った!!!」
自分がそうされた訳でもないのに俺は自分の股間がスーッと寒くなるのを感じた。
「なあもう適当に付き合うのやめればー…「ユキナーー!」
俺の言葉は教室の入り口の所から大声で呼ぶ女子の声でかき消される。
「なーーーにーーー!」
そう言いながらユキナは立ち上がり、あ、と振り返って俺に「なんか言った?」ときいてきたが、俺が「なんでもねえ」と言うとそのまま教室を出て行った。
しばらくして帰ってきたユキナは、鞄からメイクポーチを取り出していそいそとメイクをはじめたのだった。
「告られたのか?」
「…そう!もーほんとアキ君は察しがいいなあ。」
ー懲りない奴。
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