『スカウト』

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「し、師長!?そんな……まさか」 「今のを見ただろう?充分素質はある」 「だからといって……短絡的すぎます!」 「そういわれても……そうすれば彼の肩の問題もなくなるんだかな」 そう言われて押し黙ってしまった。 そこでちょうど聖が後頭部をさすりながら起き上がった。 「いてて……いきなり殴る事ないじゃないですか那玖流さん」 「いきなり?あのな、君は」 「確か……聖クンだったかな?」 またもや那玖流は言葉を遮られてしまい、呆れながら口を閉じた。
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