四月
5/5
読書設定
目次
前へ
/
5ページ
次へ
あの日の君の香り。 『金木犀』だと知ったのは、ずいぶん経ってからの事だった。 でも、金木犀からは、君の香りは漂ってこなかった。 君が見せた、桜色の涙。 花びらは、どうして目の下からはがれなかったの? もしかして、あの時、君も……。 今、私の車の鍵で揺れてる、キーホルダーのパンダ。 感染したぶつぶつは、まだ治らないまま。 君が、私に感染させた切なさは、今でもまだ治らないままだ。
/
5ページ
最初のコメントを投稿しよう!
1人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
18(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!