第4 加護アーンド病気

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《人間は基本的、違う色が混ざっていることが多い。それに比べてシオンは綺麗な漆黒をしている》 漆黒ねぇ… 《後、我がオーラを見れるのは魔族だからだ》 フォンさん、貴方はエスパーですか… 《さっきから思っていることが口から出ているぞ》 まじか、気を付けないと。 オレ逹の部屋に向かいながら、フォンさんにここの世界のことを教えてもらった。 この世界は、さっき話した通り同性愛はどこの国でも許可されている。 そして、6歳から学校にはいるらしい。 6~10までは初等部で、11~13までは中等部、14~18までは高等部という順番だ。 《ちなみに、シオンは何歳なんだ?》 「オレですか? オレは16ですよ」 《16!? …13くらいだと思っていた》 オレそんな童顔? なんか悲しくなってきた。 「そういうフォンさんは何歳なんですか?」 《我は2650歳だ》 「に、二千っ 四捨五入したらもう3000じゃないですか」 《まぁ、我は人間ではないからな。 一応いっておくが、我は不死身だぞ?》 不死身って… 本当に人じゃないんだな。 昨日まで普通に暮らしていたのに、なんか変な気分だ。 部屋についてすぐに、フォンさんは 《ちょっと調べるか》 「調べるって、何をですか?」 《お前をだ》 オレを?     
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