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この日、私の町に骨董市が訪れた
骨董品には全く興味が無かった私だけど…
何故か今日に限って足が向いた
そこで見つけた一振りの日本刀
真紅に染まった妖しい刀
何気なしにソレを手に取ってみた
するとその刀は消えて無くなった
私は夢でも見ていたのだろうか?
何故だか急に興味が失せた私は帰ることにした
翌日
昨日の不思議な出来事はすっかり忘れ私は学校に向かった
いつも通りに…
しかし私の嫌いな三時限目の数学の時間に事は起きた
…三葉…葵
誰かが私に語りかけた
それは誰でもない私の中から聞こえた声だった
葵「何?これは…」
ソレは言った
自分の名前は妖藤紅緒(あやふじべにお)だと
そして昨日私が手に取ったあの真紅の日本刀であると
葵「私は取り憑かれたの?」
紅緒「それは違う、私は貴女に手伝ってもらいたい事があるの」
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