誰か・・・

8/113
前へ
 /113ページ
次へ
 体育大会の日、  健作は前日から緊張で調子が悪かった。 もうすでに何キロも走ったような疲労感に包まれていた。 腹の調子も良くない。  他の競技では健作のクラスはかなり健闘していた。  遂に健作の出番が来た。  予想通り他のクラスは強い奴らばかりだった。 クラスからの声援もチラホラ聞こえた。  健作は考えていた、勝とうと思っても勝てる訳がない、 自分のペースを守って最後まで走り切るだけだ。  スタート直後、健作は集団の後方位にいた。 トラックを十数周するのだがトラックの周りでクラスの生徒が 自分の代表を大声で声援していた。  健作が自分のクラスの前を走る時も大きな声援が湧き上がった。  中盤になって先頭集団のペースが落ちてきた。

最初のコメントを投稿しよう!

148人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>