lesson 1- 4 turn 真吾

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手渡されたビールは、キンキンに冷えてて…それは、もう美味しそうだけれども…… 「あと普段着はジャージなんだろ?…俺のジャージじゃ、悠香さんには、でかいしな……あ!ハーフならちょうどいいかっ!」 ……ちーーーーーん…… まさかの家着情報まで……知られているとは…… 「…んなに、知られたくなかった?別に良いだろ?素の自分と、会社の自分が違ったって……俺もそうだし?それに……好きになったらそんなこと……俺は気にしない……んな、小さい男じゃねぇーよ…いいから、呑めよ…温くなるぞ?…つーことで、着替え持ってくる……いつまでもバスローブじゃあ……俺の理性が持たねぇ……」 ……あ……そうだよね…… バスローブ脱いだら……私……裸なんだ…… ……都築くんに理性……あったんだ……って、何気に失礼だけど……私の目線で見てた都築くんなら……このまま…… ……昨日の都築くんなら……絶対してるのに…… 握りしめたビールを煽る。 「…んー…美味しいっ!」 ……私って単純…… 入江くんのこと……入江くんにされたことで……すごく落ち込んでたのに…… 好きなビールで癒される…… 今考えても……分からない…… 答えなんて…ないのかもしれない…… だから……今は……考えない…… 着替えを持って来てくれた都築くん…… 「隣の部屋で着替えて……」 「…ありが……と…」 手渡された着替えの、一番上に……私のブラとショーツが…… 綺麗に畳まれてる。 「…さっき洗濯して乾燥機掛けたからもう乾いてる…」 思わずそれを隠すように、着替えを抱きしめる。 「…いや……今更隠したって……見たし、触ったし?」 きーーーーー! わざわざ言わないでよっ! 今その事実が……めちゃくちゃ恥ずかしいんだからっ! 親切でしてくれたのが、分かるから……怒る訳にもいかないし! 「……ピンクの下着は、なかなかそそるけど……俺が欲しいの……その中身だから……早く着替えねぇーと、バスローブ脱がして……」 「き…着替えて来るっ!」 都築くんの言葉が最後まで言い終わらない内に、隣の部屋へ向かう。
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