lesson 1- 4 turn 真吾

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バスローブを脱ぎ、下着を身につける。 手渡されたジャージは、白のハーフで……都築くんにとってはハーフでも、私が履くと……普通のジャージみたい…… Tシャツも……上のジャージも…何もかも大きい…… ……何か……不思議な気分…… 着替え終わり、脱いだバスローブを持って、リビングに戻る。 「…それ貸して…」 チラッと私を見て、バスローブを持って行く都築くん。 あれ……無反応……? ……まあ……ジャージ姿の女なんかに、何も感じないか…… 別に……感じて欲しいわけでもないし! 「何眉間に皺寄せてんだ?……何かツマミになるもの作って来る……ほら…」 2缶目のビールを渡され、返事する間もなく、都築くんはキッチンへ向かう。 程なくてして、トレイにのった料理を持って、都築くんが戻って来る。 テーブルの上に、出し巻き卵、揚げだし豆腐、枝豆に胡瓜とわかめ酢の物etc……が広げられる。 ……小料理屋に出て来るメニューだ…… これを、数十分で作るって……私が最初に感じてた都築くんのイメージが……どんどん崩れてく…… ただ女癖の悪い…チャラ男としか、見てなかった…… 「…これ……全部……都築くんが作ったの?」 「そうだけど……つーか、俺以外に誰が作るんだ?……一人暮らしなのに…」 そう言われたら、そうだけど…… 余りにも料理のスキルが高いから、つい…… 「味の保証はしないけど、ツマミくらいにはなるだろ?」 いいえ!匂いだけでも充分美味しそうなんだから、絶対に美味しいはずっ! 「頂きます!」 そう言って、出し巻き卵に箸を伸ばす。
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