lesson 1- 4 turn 真吾

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酸欠になりそうな程……激しくて、長いキス…… 舌の根元まで、差し込まれた都築くんの舌…… 何度も絡められて…強めに吸われて…… 頭も身体も……ふわふわする…… 都築くんがゆっくり唇を離して……唇の端から流れ落ちる唾液を舐め取る。 「…流石に…良いだけ寝たから、今は寝ねぇか…」 呼吸が定まらない私に、そう言う都築くん。 キスを仕掛けた本人は、余裕そうで……経験の差を、見せ付けられてる感じ…… 「…ど…う…いう…意味?」 「…昨日……キスの途中で夢の国へ出掛けた奴がいる……俺とキスしてる最中に、爆睡する女……初めてだわ…」 クックッと、肩を揺らして笑う都築くん。 ……どうりで……記憶がない訳だ…… でも、それは…… 「都築くんが、苦手なバーボン飲ませるからっ!」 酔う=寝るでは、なかったはず……なんだけど…… 冬子さん情報では、泣く、笑う、怒る……あと……抱き付く?…だったっけ…… どれも記憶が飛ぶから、自分では分からない…… 「まあ…何も考えられないくらい酔わせて、寝かせるつもりだったから、結果オーライなんだけどな……まさか、あんなにすぐ寝るとは思わなかった…」 余程面白いのか、都築くんの肩はまだ揺れている。 上体を起こして、笑い過ぎて涙目の都築くんが、ベットから下り…私に問う。 「…今日は…何か予定あるのか?」 「特にありませんがっ!…」 流石に、初めて訪れた……会社の後輩の家で……知らぬ間に寝落ちしてるなんて……なんて言うか……恥晒しもいいとこだし……ムードぶち壊しだし…… 怒るより、笑ってくれた方がいいのは……いいんだけど…… 笑い過ぎじゃない? 思わず都築くんから、顔を背け……年甲斐もなく頬が膨れる。 都築くんが腰を下ろしたことによって、右横のベットが軋む。 「…怒ったのか?」 「…怒ってないっ!」 顔を背けたまま、答える。 「じゃあ、こっち見ろよ」 「嫌っ!」 どうせ、まだニヤケてるんでしょっ! 「…やっぱ…怒ってる…」 「怒ってないってばっ!」 「この辺が怒ってるだろ?…膨れてるし…」 人差し指の先で、頬をツンツンされる。
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