lesson3ー3 重なる愛

12/18
前へ
/466ページ
次へ
「…環生に…ぁ…んっ…触れられてるだけで…んっ…感じ…ちゃうっ!」 その言葉は…… 最大級の殺し文句だよ、悠香… 好きな女に触れられて、俺に触れられるだけで感じるなんて言われたら……嬉しくて堪らない…… もっと俺を感じて…… もっと俺に感じて欲しい。 悠香の両乳房を、両手で中央に寄せる。 近付いた両乳首を、同時に口に含む。 「…あっ!…ぁんっ…んッ!」 強めに吸って、舌先で弄ぶのを繰り返す。 胸から顔を上げ、左手で悠香の左方を抱き、悠香の顔を上から見つめる。 「…環生?」 俺を見上げる悠香が、俺の名前を呼ぶ。 触れるだけのキスを落とす。 悠香の感じてる声も、可愛くて嬉しいけど…感じてる顔も…見たくなった俺… 「…ここ…触っていい?」 ショーツの上から秘部の割れ目をなぞる。 「…あんっ!…んっ…もうっ…触ってるっ!」 …確かに……でも… 「…直接って意味だよ?…いい?」 「…うん…でも、…あの…凄く…感じてるから…いっぱい……」 悠香の言いたいことが分かる。 既に濡れるショーツを、指に感じてる。 「…濡れてる?」 「…うん…凄く…恥ずかしい…くらい…」 「恥ずかしくなんかないよ……俺は、悠香が感じてくれてるのが分かって、めちゃくちゃ嬉しいんだから……もっと、感じさせたくなる…」 ショーツの中に右手を入れ、今度は直接秘部の割れ目に指を這わし、上下に動かす。 動かす度に、悠香の秘部から厭らしい水音が響く。 「…あっ…あんっ…あっ…ンっ!」 目を閉じて、俺の与える愛撫に感じる悠香の表情に、俺の欲情が増していく。 秘部の中心に、中指をゆっくり挿入する。 「痛くない?」 「…ンんっ!…大丈、夫…」 あの日は、繋がりたい一心で、前戯に時間を掛けなかった。 これまでの、悠香以外の相手にも…したことがない。 じっくり時間を掛けて、相手に触れるより、繋がって腰を打ち付ける……自分本位のセックスしか、したことがなかった。
/466ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2246人が本棚に入れています
本棚に追加