2244人が本棚に入れています
本棚に追加
/466ページ
人生初の……エッチをして……
初めて……男の人の腕の中で目覚めた朝……
「…おはようございます…悠香さん…」
覚醒して、一番最初に見たのが……夏くんの優しい笑顔の……ドアップ……
朝起きてすぐに……こんなイケメンの顔……見たことないし……
「…お…おはよう……夏くん……」
……私……夏くんと……しちゃったんだ……
お互いに、未だ一矢纏わぬままの姿で……ひとつのベットで朝を迎えた。
夢じゃない……
私の全部……夏くんに見られて……夏くんに……抱かれた……
その事実に……一気に顔が熱くなる。
「……反応が初々しくて…可愛いです……悠香さん…」
そう言って近付く……夏くんの顔……
「…おはようのキス……したい……」
返事をする間もなく、ちゅっ…と音を立て……軽く触れる唇……
「…好きです…悠香さん」
『私も好き』
そう言えたら良いのに……
エッチしても……まだ……
夏くんと同じ気持ちを……返せない……
…返せなくて……申し訳なくなる……
「…そんな顔しないで下さい……それでもいいと、言ったのは俺です……それに……悠香さんの初めて……俺が貰いました……悠香さんの心を手に入れる努力……惜しみません……ばんばん推してくから……そのつもりで……」
そうして笑顔を向けてくれる。
初めて……男の人を受け入れた身体は……重だるくて……何だか、まだ……『アソコ』に夏くんのものが……入ってるような……感覚がする……
先に出社する夏くんが、シャワーを浴びている間に……リビングのテーブルに散らかったままの物を片して……簡単な朝食を作る。
最初のコメントを投稿しよう!