第1話 不思議な石

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それから私は、家族が寝静まってから… 両親へ これから司と陽一と3人で、修を探しに行って来ます。必ず、修を連れて帰って来るから、どうか心配しないで、私を信じて待っていて下さい。お父さん、お母さん、自分勝手な事して、ごめんなさい。 麻美より 私は両親に、そう置き手紙をして、家を出た。 外に出ると、司と陽一が、待っていてくれた。 麻美「2人共、待たせたかな?もし、そうなら、ごめんね」 司「大丈夫だよ私達も今、来た所だよ、ね!陽一」 陽一「うん、それじゃあ、行こうか」 私達は、そう言って、神社に向かって歩き出した。 神社に着く迄の間は、夜中と言う事もあり、殆ど会話をせずに歩いた。 やがて神社に着き、裏庭の方に行く時にも物音を立てないように、そーっと歩いた。 そして、目的の石の所まで来ると、石の上には箱のような物が被せてあり、中の光が外にもれないように、布が掛けてあった。 でも辺りには、幸い誰も居ないようなので、私達は、箱に近づき箱を取り、石に3人同時に手をしっかりと重ねてから、触れようと約束してから、箱を取り除き、約束通り3人同時に石に触れた。 その瞬間、辺りが物凄く明るくなったのと同時に私達3人は次元の狭間のような空間に吸い込まれて行った。
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