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警察官のような人は私達3人に対して
警察官1「君たちこんなところで何をしているのかね。見た所学生のようだが今の時間は家で通信システムによる授業中だろう」
警察官2「それにその服装は一体なんだね」
私達にそんな質問をする人はやはり警察官なのだろう。
だけど、私達とは明らかに服装が異なっている。
上下繋がったスウェットスーツのようなピッタリした服の下にワイシャツを着てネクタイを締め、上半身にだけファスナーが付いており、腰にはベルトのような物が巻かれている。
足元はズボンの上に膝上まである黒いブーツに
そして頭にはヘルメットを被っている。
警察官1「とにかく詳しい話を聞きたいから、一応署まで来てもらうよ」
そして私達はパトカーのような空中を走る乗り物に乗せられてしまった。
警察官1「実はね、見なれない学生のような子供達が動く歩道を移動していると、何か事情がありそうだから保護して欲しいと市民に頼まれたのだよ」
後部座席に3人でぎゅうぎゅうになって乗り込んだところで、私達を何故保護したのかと、そう説明を受けた。
考えてみればそれはそうだ
普通は勉強しているという時間に
しかも見なれない服装の子供が歩いていたら
そりゃあ驚くだろう。
状況を知って納得した私達は
おとなしくついていくことにした。
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