第1話 不思議な石

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私達3人はパトカーに乗せられて、警察署に連れて行かれた。 警察署の中に、入って驚いた、そこは私達の元いた世界の建物の中とは、余りにも違っていたからだ。 まず、正面玄関を入って直ぐ、真正面には、受け付けがあるのだけれど、その受け付けは、コンピューター制御で作動しており、全ての受け付け作業は、コンピューターが行っているため、無人で、デジタル表示の案内板のような物が机の上に固定されているだけなのだ。 それに、私達が見たいと思っていた、カレンダーはデジタル化していて、時計も一緒に表示されるようになっていた。 そして、デジタル化されたカレンダーは、受け付けの窓口の、後ろの壁の上の方の壁に埋め込まれる形で存在していた。 司「ねえ、あれ見て、カレンダーじゃない、凄いねデジタル化されているよ」 麻美「本当だ、しかも時計も一緒に表示されるようになっているね」 陽一「2人共、西暦何年か見た、2317年って表示されているみたいだよ」 司「本当だ、確かに2317年って表示されている」 麻美「2317年って言う事は、私達の時代より、300年も先の未来だよ」 私達は、此処が本当に未来なのだと、そのカレンダーを見て改めて確信した。 しかも300年も先の未来なのだと言う その事実に驚きを隠せず、そんな会話をしていると私達を、連れて来た警察官が 警察官「君達、何を、そんなに驚いているんだい 此処が西暦2317年だと、言うのが、そんなに驚く事なのかい」 と、聞かれて私達は、返事に困ってしまった。 警察官「まあ良いよ、これから、どうして、あんな所にいたのか色々、質問させて貰うから」 そう言うと、調書部屋のような所のドアの前に連れて行かれた。 ドアの入り口は、カードキーでロックされていて、それを使わなければ部屋には入れないようになっている、つまりセキュリティは万全と言う訳だ。
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