第1話 不思議な石

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私達は、とりあえず保護施設で生活する事になり、それぞれ2人づつの部屋を使わせて貰える事になった。 それから、ここのスタッフさんは全員で20人程いて、朝、昼、夜の交代せいになっているらしい。 私達が、来た時に施設を担当していた、池山さんと言う女性のスタッフさんが、部屋の使い方を教えてくれた。 池山「それでは、麻美さんと司さんの部屋に案内して、使い方を説明しますね」 麻美、司「宜しくお願いします。」 池山「部屋は、こちらです」 池山さんに案内された部屋は、6畳程の広さで2人で使うには丁度良い広さだ。 部屋に入って正面にベランダに出られるサッシがあり、陽当たりもとても良い部屋だ。 それから、左右の壁に面してベッドが1つづつ置いてあり中央には椅子が2つテーブルが椅子の真ん中に1つ置いてある。 それ以外の物はベッドを囲むカーテンとサッシにブラインドが掛けられている位で特に何も無いようにみえた。 でも良く見ると壁にスイッチのようなボタンが、幾つもある。 麻美「池山さん、このスイッチは何ですか」 私が、そう質問すると池山さんは 池山「そうか過去から来たと言っていたわね、それなら説明するわね」 と言って説明してくれた。 池山「それは、シャワーとかクローゼットとかがボタンを押すと壁が開いて、出て来るからシャワーなら中に入って、また中のボタンを押すと全て自動で全身を洗って貰い、その後の乾燥も全て自動でして貰えるようになっているの、それに椅子も出て来るし、シャワーカーテンも壁も出て来るから、ボタンを押して後は中に入れば良いだけなのよ」 池山「後、クローゼットだけどボタンを押して壁が開いたら中に、着ていた服等を入れると、自動で洗濯と乾燥をしてくれるから、いつでも綺麗な服等が着られようになっているのよ」 私達は、その説明を聞いただけで驚いてしまい、さすがに未来の生活は凄いと関心してしまった。
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