第1話 不思議な石

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挨拶を済ませ池山さんが、部屋から出て行くと、私達3人の視線は自然と修に集まった。 私達の視線に気付いた修は、少し焦ったように言った。 修「な、何!何か俺の顔に付いてる」 麻美「付いてるって、そんな訳無いでしょ、大体、誰のせいで私達3人が今此処にいると思っているのよ」 私が修に、そう言うと陽一が 陽一「そうだぞ俺があの時、余り石に近づか無い方が良いと注意したのに、お前が勝手に石に触るから、こんな事になったんだぞ」 すると今度は司が 司「修君、何で石に触ったの教えて欲しいんだけど?」 修はそれに対して 修「何でって、危険な石なら土の中に埋めてしまうのが良いと思ったからさ」 私は修の答えを聞いて呆れてしまい 麻美「全くもーあのね修、危険な事がわかっているなら尚更、触ったりしたらいけないに決まっているじゃない」 私が修の答えに対して、そう言うと、修はバツがわるそうに頭をかきながら 修「いやーまさか、あんな事になるとは思ってもいなかったからハハハ」 と言ってゴマカシたので陽一がすかさず 陽一「全く、だからお前は単純と言うか馬鹿と言うか、はあー本当に呆れるぜ」 と、そう言って黙ってしまった。 すると司が 司「ねえ皆、修君に何か罰を与えようよ」 と言い出したので、それに対して私が 麻美「罰って、例えば?」 司「そうだなー、元の世界に帰ったら修君に何でも好きな物を買って貰うとか、好きな食べ物を奢って貰うとかで、良いんじゃない」 と、言ったので私と陽一は 陽一「それ良いー」 麻美「私も賛成」 と揃って賛成した。 それを聞いて修が 修「ちょ、ちょっと待って俺の意見は」 麻美「そんなもん却下に決まってるでしょ」 と私が、すかさず否定すると修は 修「えー、そんなー」と、不服そうに言ったので、罰を与えようと言い出した司が 司「それなら修君は、どんな罰なら良いの」 と修に聞いたので私は 麻美「司、修の希望なんか聞いても無駄だよ、どうせ修の事だから、罰は無しでお願いとか、言い出すに決まってるんだから」 と、私が言うと予想通り修は 修「さっすが麻美、俺の事わかってるじゃん」と言って開き直った。
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