1人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
挨拶を済ませ池山さんが、部屋から出て行くと、私達3人の視線は自然と修に集まった。
私達の視線に気付いた修は、少し焦ったように言った。
修「な、何!何か俺の顔に付いてる」
麻美「付いてるって、そんな訳無いでしょ、大体、誰のせいで私達3人が今此処にいると思っているのよ」
私が修に、そう言うと陽一が
陽一「そうだぞ俺があの時、余り石に近づか無い方が良いと注意したのに、お前が勝手に石に触るから、こんな事になったんだぞ」
すると今度は司が
司「修君、何で石に触ったの教えて欲しいんだけど?」
修はそれに対して
修「何でって、危険な石なら土の中に埋めてしまうのが良いと思ったからさ」
私は修の答えを聞いて呆れてしまい
麻美「全くもーあのね修、危険な事がわかっているなら尚更、触ったりしたらいけないに決まっているじゃない」
私が修の答えに対して、そう言うと、修はバツがわるそうに頭をかきながら
修「いやーまさか、あんな事になるとは思ってもいなかったからハハハ」
と言ってゴマカシたので陽一がすかさず
陽一「全く、だからお前は単純と言うか馬鹿と言うか、はあー本当に呆れるぜ」
と、そう言って黙ってしまった。
すると司が
司「ねえ皆、修君に何か罰を与えようよ」
と言い出したので、それに対して私が
麻美「罰って、例えば?」
司「そうだなー、元の世界に帰ったら修君に何でも好きな物を買って貰うとか、好きな食べ物を奢って貰うとかで、良いんじゃない」
と、言ったので私と陽一は
陽一「それ良いー」
麻美「私も賛成」
と揃って賛成した。
それを聞いて修が
修「ちょ、ちょっと待って俺の意見は」
麻美「そんなもん却下に決まってるでしょ」
と私が、すかさず否定すると修は
修「えー、そんなー」と、不服そうに言ったので、罰を与えようと言い出した司が
司「それなら修君は、どんな罰なら良いの」
と修に聞いたので私は
麻美「司、修の希望なんか聞いても無駄だよ、どうせ修の事だから、罰は無しでお願いとか、言い出すに決まってるんだから」
と、私が言うと予想通り修は
修「さっすが麻美、俺の事わかってるじゃん」と言って開き直った。
最初のコメントを投稿しよう!