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そう言って何とか罰を逃れ
ようとする修に対して陽一が
陽一「罰を逃れようなんて甘いぞ、そうだなーそれなら、土下座で許してやるよ!」
と陽一が言い出したので私が
麻美「それ良い賛成、でも普通の土下座じゃつまらないからーそうねー、スライディング土下座なんてどうかな?」
すると、すかさず司が
司「うん!それ面白いと思うよ」
と言ったので三人全員で修にスライディング土下座するように迫った。
すると修が
修「えースライディング土下座なんて膝擦りむいちゃうよ」
麻美「大丈夫だよここ絨毯敷いてあるから膝なんて擦りむかないって」
我ながら何と無責任な発言だろうと思う
弟の事なのにと思ってしまう
陽一「それに修の運動神経なら問題無いってそれじゃ早速行ってみよう」
と陽一が修にスライディング土下座するように迫った。
それを見るや否や修は走り出した
修「だから!無理だって!」
麻美「陽一君、取り押さえて」
陽一「よしきた」
私の指示(?)に頷くと陽一はずんずん修に迫っていく
修はというと壁に背を預けて陽一を見ていた
修「へっ、陽一、一人なら楽勝だっての」
口角を吊り上げると修は既に逃げる体勢に入っていた
が、しかし
今度は私が口角を吊り上げていた。
麻美「あのねぇ。誰が陽一君一人なんて言った?……司。」
司「おっけー。挟み撃ちだね!」
司が敬礼のポーズをしてから、なぜか指をランダムに動かしながら修にじわじわ近づいていくと流石に…
修「いいよーだ!池山さんにチクって来てやる!」
…観念してないな。こりゃ
なんて考えている間に修は陽一と司の双子連携プレーを掻い潜り
あっという間に扉の前まで来ていた。
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