1人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
それから数日が過ぎ、この時代で最初の休みの日が来た。
私達は、この世界の街の様子を知る為に
外出する事にした。
外出する際に池山さんが私達に、この世界で必要な物を貸してくれた。
まずは携帯電話だ、これはイヤホンマイクのような物を襟元に挟んで使うらしいのだが、驚いたのはその構造だ 何とイヤホンマイクに向かって記録したい電話番号と名前を喋るだけで、後はマイクに向かって喋るだけでメールも電話も好きな方を選んで相手に伝える事が出来てしまうのだ。
早速メール等をして携帯電話を為してみた。
麻美「凄いね!タッチパネルも無いのに音声だけでメールや電話が出来るなんて」
司「しかも相手の名前だけ告げれば、電話番号を言わなくても良いんだよ」
修「さっすが!未来世界は違うな」
私達が未来世界の科学技術に関心していると池山さんが
池山「そんなに違う物なのね、やはり300年の歳月は大きいと言う事かしらね」
そんな話しをした後、池山さんから保護施設にいる人達に国から配布されている生活資金の中から一人づつに毎月支給されているお小遣いが有ると言われ、私達高校生は2万円づつ貰う事が出来ると言う事なので有り難く頂いた。
私達は元の世界にいた時は、アルバイトをしていたので、それに比べれば少ないのだが、今の状況では仕方がない。
麻美「とにかくさ、お小遣いとかも上手く使って、この時代の街の様子を見に行こうよね」
陽一「そうだな、この世界の街がどんな様子なのか、何もわからないんじゃ仕方無いからな」
私と陽一がそう言うと、司と修もうなずいて賛成してくれた。
最初のコメントを投稿しよう!