歪んだ彼への疑惑

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理由は分からないが、守は私の家族を良く思っていない。 __『あいつらがっ、ユリさんを幸せに出来るはずないですっ』 まるで血を吐いているような悲痛な声で、守はそう言った。 家族が死んでいて、私はここにいる。それがどういうことか...。 重なった声、第一発見者、さっきの様子、殺意...。 誤魔化すことはもう出来ないのかもしれない。だって私は、真実に気付いてしまったようだから。
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