そして、現在

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「は…あ……冴弦……も、して…」 「唯織……かわいい人……どこが欲しいのですか?」 「中に、いっぱい……舐めて、全部舐めて……」 本当は逆の立場を望んでおられたのでしょう。 一旦王城を出るやり方をわたしに教えたのは、わたしの師でもあったあなたなのだから。 けれど、わたしはあなたに手に入れられることより、あなたを手に入れることを望んだ。 だからあなたが壊れてしまうのを承知で、毒の量を変えたのだ。 後悔はない。 こうなってしまったあなたは本当にかわいらしい。 ちゅ、と唇で胸を食む。 壊れてしまったあなたは羞恥心も薄いので、かわいい反応がすぐに返ってくる。 愛しい人。 立ち上がった胸の飾りを甘噛みしたら、身を震わせて悦んでくれる。 「あ…ん、ふ…ぁ…ああ……いい……そこ、いい……」 「ここですか? こっちも……?」 「そ、う…そう……いい…あっああ……ああ…ご、げん……冴弦…いい……」 何度他の男に抱かれるあなたを見ただろう。 もう、あんな思いはしなくてもいいのだ。
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