最後

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私に『また』という言葉はあと何回なのだろう… 秀太がいなくなった病室で1人考える。 自分の体のことは1番分かっている。 もう長くはない、と… 実彩子「話したかったな…」 彼女はいるのだろうか? 元気にしているのだろうか? 実彩子「せめて、会いたかった…な…」 そして目を閉じた。 あらざらむ この世のほかに 思ひでに 今ひとたびの あふこともがな END
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