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「われわれの星を狙ってくる者たちを威嚇するものです」
「それで先端部分が揺れてるんですね」
「ええ」
そう受け答えるする他星人だったが、どこか歯切れが悪かった。
「本当にありがとうございます」
「またいらしてください。いや、今度はこちらから伺います」
「ぜひとも。地球を見に来てください。似ていることにびっくりされるはずです」
地球人たちは宇宙船に乗り込み、上空へと昇った。
「いい星でしたね、船長」
「学ぶべきことが多かったな」
「帰ったらすぐに報告しましょう。特にトイレの仕組みに関してはすぐに取り入れるべきだと思います」
「あの細長い建物、一番端はどんな風になっているんでしょう?」
一人の船員が望遠鏡を見ながらつぶやいた。
「何か見えるのか?」
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