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レイ「鳳墜拳!!」
ゴォォォ!
炎が辺りの敵に飛ぶ。
・・・
エルザ「アイツは良くも悪くも真っ直ぐだ、だから間違ったことははっきりと違うと言う。」
ルーシィ「それっていいことじゃ」
エルザ「それだけじゃ上手くいくことばかりじゃない、時に壁に当たり立ち止まることもある。それでもアイツは前を見続ける。」
ハッピー「オイラも知ってるよ、壁なんか壊して進むレイを。それでいてとっても優しいレイも。ルーシィも知ってるでしょ?」
ルーシィ「・・・うん!」
エルザ「アイツはどこまでも強くなる、私はそれが見てみたいんだ。」
・・・
レイ「臥狼・・・吼虎!!!」
バク転して蹴りを放ち、地面を叩いて敵を怯ませる。
レイ「いくぞ・・・」
かなり数の減った残りの敵に目を向ける。
「な、なんだこのガキめちゃくちゃ強ぇ!!」
「そういえば、どっかで聞いた。妖精の尻尾には拳を使って敵を叩きのめす格闘魔導士がいるって・・・まさかコイツが!?」
レイ「蹴り抜いて!!」
ガッ!!
大きく蹴りを横に蹴り抜く。
レイ「叩き込んで!!」
ズガガガッ!!
ぶっ飛ぶ敵に即座に連撃を叩き込む。
レイ「後ろに回って!!」
ズガガガガガッ!!!
まだ終わらない、敵の背後に回り更に連撃。
レイ「最後の一発!これが俺の殺劇舞荒拳!!!」
グググ・・・ズドンッッ!!!!
力をグッと貯めた右の拳を最後に放つ。
これがレイの切り札、殺劇舞荒拳!!!
薄れいく意識のなか拳を放つレイの姿を見た目敵はあることを思い出す。
「間違いねぇこいつが妖精の喧嘩屋(フェアリーブロウラー)のレイだ・・・ガフッ!」
レイ「それあんまり気に入ってないんでやめてもらえます?」
最後に蹴りをしっかりと決めて、終わる。
・・・
ルーシィ「妖精の喧嘩屋・・・すごい物騒な名前ね。」
ハッピー「あい、本人も嫌がってます。」
エルザ「しかしアイツの戦闘スタイルは近づいて殴る、だからな。一体誰に似たのか・・・ナツか?」
「「(ナツもあるけど言うまでもなくこの人もだー!!)」」
・・・
レイ「終わりましたよ」
エルザ「あぁ見事だったぞ、以前より動きがよくなっている。成長したな。」
レイ「えへへ、はい!」
褒められて喜ぶレイ、その顔は年相応だが
ルーシィ「手と顔が血塗れなんだけど」
ハッピー「全部返り血だね。エルザもそうだけどレイの魔法も綺麗だよね。血がでてて」
ルーシィ「きれいなの?それ」
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