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世界中に幾多の数があり魔法を操る魔導士に仕事の仲介をする組合・・・魔導士ギルド
そのなかでも問題児を集めたお騒がせギルド『妖精の尻尾』
一年前、一人の少年がそのギルドに入った
10歳でギルドに入り様々なことを経験したその少年には1つの呼び名がある・・・
その名も
『妖精の喧嘩屋』(フェアリーブロウラー)
この話は喧嘩屋と呼ばれる少年が家族と出逢い、家族と成長していく・・・そんな物語である。
1年前~783年、魔導士ギルド妖精の尻尾~
ユゥゥゥーーン・・・ドンッ!ガンッ!ガラガラッ!!
様々なものを壊しながら進む音がギルドに響き・・・
・・・ズドンッッッ!!
屋根を突き抜け内装を貫きギルド1階の中央になにかが落ちてきた
「うぉぉっ!?」
「な、なんだ!?」
あわてふためくギルドの面々は急いで音のしたほうを見る、そして落下の際に巻き起こった煙が晴れる。
「ん?あれは・・・」
そこに倒れていたのは・・・気を失った男の子
「「「ひっ、人だーーっっ!?」」」
・・・妖精の尻尾、医務室
落ちてきた男の子は医務室に運ばれた。
男の子「っ!」
?「おぉ、起きたかのう?」
目を覚ました男の子のとなりにいたのはかなり小さな老人
男の子「!!?」
?「落ち着けい、なにもとって食わんわい」
トスッと優しく男の子の額にチョップが落とされた
マカロフ「ワシはマカロフ、ここのマスターやっとる。お前さん名前は?」
男の子「な・・・まえ?俺は・・・俺は・・・」
男の子は自分の名前を思い出そうとするが・・・
男の子「思い出せない・・・です。」
マカロフ「何!?本当か?」
男の子「名前どころか何も覚えてないです」
マカロフ「ふーむ記憶喪失かものぅ、こればっかりはポーリュシカに頼んでもどうにもならんし・・・」
男の子「あのマカロフさん、ここはどこなんですか?」
マカロフ「ここは魔導士ギルド、妖精の尻尾じゃよ」
男の子「ギルド?」
マカロフ「魔法を操る魔導士の仕事場じゃよ、見学してみるか?」
男の子「はい」
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