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マカロフ「ここが妖精の尻尾じゃ、やかましいところですまんの」
男の子「ここが魔導士ギルド・・・」
医務室から案内された男の子は妖精の尻尾を見学、一階の酒場へ、酒場は喧騒で溢れかえっていた。
男の子「マカロフさん魔導士ってなんなんですか?」
マカロフ「魔法を操る者じゃよ、魔法とはな例えば・・・ほれ」
ギュギュギューン!!!
男の子「!!!」
マカロフ「我々の内にある気の流れと自然に流れる気の波長が合わさり具現化されるものじゃよ、そして魔法を様々なことに用いて人を助けたりするんじゃよ、それが魔導士ギルドじゃ」
男の子の目の前でマカロフの体が巨大化、そして
マカロフ「さて・・・やめんか!バカタレ共ぉ!!」
大きな怒声を響かせ、喧騒溢れるギルド内を静かにさせた。
ピタッと静かになったギルド、そしてギルドの面々の視線が男の子に集まる。
男の子「え、えっと・・・」
・・・そして
「おぉっ!!お前目覚めたのか!!」
「急に落ちてきて倒れてたから心配したんだぞっ!!」
「無事でよかったー!!」
男の子「あ、えっと・・・ありがとうございます」
「こりゃーお祝いだな!!お前名前は!?」
男の子「き、記憶がなくて名前がないです。」
「えぇっ!?」
再び大騒ぎのギルド内
マカロフ「そろそろ話し聞かんかーい!!!」ドォォォーン!
再び響くマカロフの怒声がまたギルドを静かにさせた
男の子「!?」
マカロフ「あ、すまんの。お前さん驚かすつもりではない・・・おほん、ガキ共よこやつは記憶がないらしくてなしばらくはここに置いてやろうと思うとる。」
体のサイズを戻しつつ男の子のことを話すマカロフ
マカロフ「お前さんも記憶が戻るまででもここにおったほうがよいじゃろ?少なからず身の安全とメシと寝床はやれるぞ?」
男の子「あ、ありがとうございます。」
マカロフ「さて・・・そうなると名前がないと不便じゃの、名前、名前・・・」
?「そうだ、マスター・・・レイってどうですか?」
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