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「気になるなら警察にでも通報してみれば?」
「何も被害がないのに警察が動くわけないじゃない。 警察は神様より役立たずよ?」
「あんた神より信じないものはないと思っていたけどあるんだ」
笑う友人にやれやれと思いながら、お互い頑張ろうと言い電話を切った。
電話を切ってから外に出ると不審者の姿は見えず、あまりにも自分に関わろうとしない為諦めて帰ったのかと思い、少し休もうと縁側の方に寄ると、今にも上がってきそうな不審者がそこにいた。
あまりにも不気味すぎたので先ほどの涼花の言葉を思い出し、神様ではないとしても、悪霊の可能性はあるので、とりあえず御札を貼っておくことにする。
これで安全だと思っていたのに、全然そんなことはない。寧ろこれは危険になったかもしれない。
もしかすると御札が効かないくらいの強力な悪霊だったのかしら。
「コンッ、やっと気付いてくれたね。アマネ」
塩水撒き始めました。
「待ってアマネ、ボク神様だよ!」
「あらそう、ならなおさら私の前から早く消えてちょうだい。消えなさい。消えろ」
「怨み籠りすぎだよ! ここの神様なんだよ!」
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