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四代将軍登竜爪吉は、
生類憐みの令を発布して、
切り捨て御免で、
肉食獣人が草食獣人を喰うのを禁じた。
その代わりに揚げ豆腐で作った、
精進料理を喰わせた。
なので肉食獣人達からは、
世紀の暗君と不平不満を集めている。
その分喰われる草食獣人からは支持されており、
民を想う安吾雷音立守は肉食したいのを我慢し、
登竜爪吉に敬意を払っているのだ。
「その方が、
阿弗利加藩の若い藩主リューか?
もっと近う寄るリュー」
「はい、某が阿弗利加藩藩主、
安吾雷音立守にございまするアンゴ。
では早速・・・」
「おぬし!何処に触れておるリュー!」
「え?上様は逆鱗に触れると喜ばれると、
虎殿が・・・」
「たわけ!逆鱗に触れた龍は、
怒るに決まっておるであろうリュー!」
「そ!そんな!?お許し下さい!」
「処分は後で下す!
覚悟し下がっておれリュー!」
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