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「俺はこいつと結婚なんてしたくない」
母「え?どうして?」
「会った日にあんなことされたら誰だってそう思うだろ!!」
つい口が滑って、一週間前のことを口に出してしまった。
ア母「あんなことって?」
「あんなことはあんなことだ!!」
言えるわけない。
いくら家族だからって、き、キスされたとか…
ア「橘くん、顔が真っ赤になってるよ」
「う、うるさい!お前のせいだろバカっ!!」
母「ねえねえアルトくん、なにしたの?」
ア「キ「ああー言わなくていい!」スですよ」
何でいうんだよ。
聞かれたく無かったのに!
ア「えっ、橘くん!?
ごめん、僕が悪かったから泣かないでっ」
「泣いてない!!」
目元を手で拭い、自分の部屋に逃げ込む。
なんなんだよ、皆俺の気持ち無視しやがって。
ふざけんなよ。
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