第5章 モテ期到来?(つづき)

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しかし、切ったはずのバイブのスイッチが何かの拍子で入ったらしく、 再び私の手の中で小さく震えはじめて、それが私の心の影に濃さを戻させた。 「冠くん、仲良くしたい?」 「うん」 「じゃあ、仲良くする?」 本当?!  彼の顔が、大きく輝いた。 「うん。でも今日は、私がしたい事してもいい?」 一瞬だけ、また彼の瞳が少し揺れた。 しかし、ちょっと言葉に詰まりながらも頷いた彼に 私も、大きく笑いかけた。 じゃ、これから仲良くしよっか。
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