17人が本棚に入れています
本棚に追加
「冠くん。もうちょっとだけ、じっとしててね」
下腹部から顔を上げた私は、彼に微笑みながら
タオルケットの下に隠しておいたバイブを、そっと取り出す。
そして、
「冠くん……」
唇を軽く啄みながらスイッチを入れ、
震えはじめた小さな楕円形の物を、タオルの上からそっと彼に押し付けた。
「はぁ、あっ……」
途端、声と共に彼の背中が大きくしなった。
「ねぇ、冠くん」
タオルの下で一気に盛り上がってきた上に、
ゆっくりと震えるものを這わせながら静かに尋ねる。
「いっぱい可愛いって言われて、嬉しかった?」
「んん……、んっ……」
だが、止めようもないらしく腰が浮く彼は、
高い喘ぎ声にならないようにするのが精一杯みたいで、答えにならない。
最初のコメントを投稿しよう!