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「ん?」
「好き」
「うん、私も冠くん、好き」
「ナッちゃん」
「ん?」
「大好き」
「うん、私も大好き」
言葉の間に小さなキスを挟み入れ、そして、また「ナッちゃん」と
言った彼が、少し上目遣いになる。
「エッチしたい……」
「ええぇ、今ぁ?」
しかし、明るい午後の日に包まれた部屋の中で、私は思わず渋った。
だが、
「だって、最初に始めたのはナッちゃんでしょ?」
そう言われては、言い返す言葉がない。
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