第5章 モテ期到来?(つづき)

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「ん?」 「好き」 「うん、私も冠くん、好き」 「ナッちゃん」 「ん?」 「大好き」 「うん、私も大好き」 言葉の間に小さなキスを挟み入れ、そして、また「ナッちゃん」と 言った彼が、少し上目遣いになる。 「エッチしたい……」 「ええぇ、今ぁ?」 しかし、明るい午後の日に包まれた部屋の中で、私は思わず渋った。 だが、 「だって、最初に始めたのはナッちゃんでしょ?」 そう言われては、言い返す言葉がない。
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