第二章

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「西南が否とな。何かあるのか?闇か?年少の大臣?おお、西南のお出じゃった。頭?誰と通じておられる?」 わしが市井の占いをしておった頃、皇妃さまをお一人お助け申した。 その関係より皇帝陛下からお声がかかった。 悪い予感がしたが、皇帝陛下には背けないゆえお城に上がった、その時も一人の暗殺者を見つけることができた。 今度も政変が起きそうな頃ゆえお城には上がりたくないが。 この身がお役に立てるなら行くしかない。 ちびに鶏をくださるかもしれぬ。 わしはもう長くはないな、物がほとんど食べられない。 感性と交換で食欲が消えたか。 人の命は自分ではわからないから、命があれば生きるのよ。 目立たない輿で迎えられ目くらましの何台もの輿と一緒に城内にあがる。 私の輿だけ離れに運ばれた。 奥の御簾の中には陛下がおられる、臣下の一人と話してるように神託を述べた、その時間4時間になった。 「水をいただけませんか・・・」 思わず言ってしまった。 「酒の用意をしておりますゆえ。」 私は首を振り、 「いえ、近頃はろくに物も喉を通りません。神託のおためですから水でよいのです。」 「では、折をお帰りにご用意いたします。」 「かたじけのうございます。」 来た道を腰は帰る。 奸物が城内からさり私の役目も終わるだろう。     
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