0号

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 例え0が死んでも、誰も責任なんて取らない。 『解って貰う努力をしなかった』『誤解を招いた方が悪い』ーそんな言葉で逃げおおせる。  面白半分の残りの半分。  そこに潜んでいる本当の悪魔。いつ、何処で、誰に、どんな理由を付けて、不特定多数の人間を狂気に駆り立てるのかは誰にも判らない。そしてその悪魔に気づき、鎮め、祓う方法を誰も試したことすらない。だって、その悪魔に気づけるのは、誰にも耳を貸して貰えなくなった、ただひとりだけだから。
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