第1章 開かずの国

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眠りから覚めたそこは 天国か?地獄か? 己が運命を呪う暇なんぞ、どこにもないぞ。 この狂宴に、終わりなどないぞ。 姿が見えない者の、高笑いが辺りに響く。 緑のローブをまとった少年が、暗い霧の中に倒れていた。 銀髪の色素の薄い少年。 彼にはその声が届いていない。 これで、役者は揃った。 さぁ、お前の魂の躍動を見せておくれ。
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