313人が本棚に入れています
本棚に追加
「氷花、そろそろ二回目も検討してね。一回目よりも、俺の心には余裕があるからさ、
無理もさせないよ」
それは分かっている。
慶松も、時折、俺を見て暗い表情をする。俺が怖がっているのが、慶松には辛いのだ。
兄の孝弘にも、宍戸 六六(ししど ろむ)という男の恋人もいて、
最初はかなり痛かったらしい。
しかし、すぐに二度目、三度目を続け、今では感じまくり、イキまくっているという。
「分かっているよ」
分かっているけど、怖いのだ。
最初のコメントを投稿しよう!