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「やっと、村に着いたぞ!」
僕は村の入り口で歓喜の雄叫びを上げると、疲れ果てた脚を村の中に運んだ。長い間、森の中で迷子になっていた為か白を基調にした家々やいかにも都会なのだと醸し出す独特の雰囲気に感動を覚えていた。
「さて、まずはどこに行こうか?」
僕は周囲を見渡して考えるが、そもそも現金の一つも持っていないのでまずは金を稼がねばならない。さて、勇者マニュアルに従って行くとするか!
「すみません!お邪魔させて頂きます」
僕は一番近場の住居に入り、住人がいないことを確認してから目的の物を探しに部屋の中を一歩また一歩と侵入していく。そして、とうとう目的の深い紫色の壺を見つけた。
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