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・・・タケルはすっかりやつれはて、頬骨が浮き出ていた・・・。
やつれはてたというか、
体中の水分が、涙として出て行ってしまっただけなのだろうが・・・。
ここにいてもしょうがない・・・。
あの爆破事件と、その救出される過程で、
擦り傷や打撲、裂傷くらいのダメージを負ったが、
ほとんど全て肉体の表面だけのもの、
安静にするほどのものではない。
その気になれば、いくらでも暴れまわる事も出来る。
そんな折、
ちょうどいいタイミングで白鳥亮が病室にやってきた。
憔悴しきっているのは彼も同様だったが、
もはや行く宛てもないタケルには、
少なくともスサの事情を知っている白鳥が来てくれた事はありがたかった。
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