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優子と別れた後、さっそく部屋の端の席を陣取って、その石を手のひらで転がしながら観察する。
「これってやっぱりただの傷なんじゃないのか?」
「どう見ても違うだろ!ほら見てよ、タクらの石も何かが刻まれてる、間違いないね。俺、歴研で本物の古代文字何度も見てきたし」
そう言えばこいつ歴史研究部とかいうやつに所属しているって、言ってたな。
そんな事を思い出しながらもう一度じっくりとその石を手に持って見た。
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